自己破産の体験談

ここでは実際に自己破産をした方の体験談を掲載しています。ご検討中の方はご参考にどうぞ。

 

京都府京都市 SOさんの自己破産 体験談

私の自己破産体験談。

 

私は、49歳の男性(バツイチ)です。私は、42歳のときに自己破産をしました。ここでは、その一部始終を紹介したいと思います。

 

私は、元妻とふたりで小さな古着屋をしておりました。経営は上々で、元妻の発案で業務拡大を図りました。

 

具体的には、大阪に進出しました。しかし、大阪での経営はうまくいかず、家賃もかなり高くて経済状態はかなり悪化していきました。

 

そんな折り、ストレスもあってか元妻が違法カジノにハマり出しました。その資金を作るために、家内は貴金属を質屋に入れたり、また消費者金融にも手を出しました。

 

当時は、消費者金融の審査が甘く、私の知らない間に、私は連帯保証人にならされていました。
そんな時、私はガンを発症してしまいました。医者からはステージ4で5年後の生存率は50%と告げられました。

 

私は、実家との折り合いも悪く、治療費の援助も望めませんでした。結局、私は元妻と離婚しました。

 

そこから、ガンの治療に専念する日々が始まりました。ステージ4ということもあり、あらゆる放射線治療を7年間行いました。

 

当時は、放射線治療や抗ガン注射が保険適用外であり、私自身もやむを得ず、消費者金融に手を出し、気がつけば700万円の借金になりました。

 

幸い、ガンは半ば奇跡的に治りましたが、700万円の借金を返すことは極めて困難な状況でした。

 

そこで、弁護士事務所を訪ねて相談したところ、自己破産を薦められました。

 

同じ自己破産でもガンの治療のためやむを得ずという理由であれば、ギャンブルでの自己破産とは違うとのお話でした。そして、私は自己破産をすることにしました。

 

それから数年が経ちました。私は、自己破産をすればクレジットカードは作れないと聞いていたのですが、最近、試しに審査を請求してみると作れました。

 

どうやら、同じ自己破産でも、やはり内容を勘案していただけるのかもしれません。さらに、最も名高いアメリカンエクスプレスも試してみると、それも審査が通りました。

 

聞くところによると、むしろ外資系は、過去のことより、現在の経済状況を重視するとのことでした。

 

因みにですが、友達に任意整理をした人がいます。その人は、未だにクレジットカードが作れないらしいです。

 

任意整理は、借金の全額ではないものの一部は返済するというものですが、その人がクレジットカードを作れず、自己破産した私がクレジットカードを作れるというのはなんだかおかしな話だと感じなくもありません。